
2018年12月22日、現在住んでいるバンコクのコンドミニアムの契約の更新を完了しました。
これで今住んでいるプロンポンのコンドミニアムでのセミリタイア生活は2年目に突入です。
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値上げするなら即刻出て行きますが、何か?
もし引っ越していれば、「僕の住んでいたコンドを大公開!」という題目でお部屋の写真やスペックなどを公開するつもりでしたが、契約更新したことでそれも出来なくなってしまいましたね。
先日の記事では、コンドミニアムの大家さんが契約更新の際に値上げをしようとし、僕が供給過剰を理由にそれをはねつけたことを書きました。
結局、大家さんは現状の家賃を認め、来年1月からも同額で賃貸できることになったのでした。今回はその契約更新に際して、契約締結をするために不動産エージェントが部屋にやって来て、書類に署名をした次第です。
すべての書類に直筆サイン
契約更新の手続きは非常に単純です。

でも契約内容は基本的に1年目と変わりはありませんし、その内容ですら事前にエージェントとLINEでやり取りして既に分かっているので、当日は契約書を見て、事前の合意内容と本当に変わりないかを目視し、問題なければサインをするだけです。
ただしタイは印鑑ではなくサイン社会です。
銀行口座の開設をされた方はご存知だと思いますが、何枚もの書類に直筆でサインをすることになります。
コンドミニアムの賃貸契約書は大家とテナントがそれぞれ1部ずつ保管するので、僕も2部の全ページにパスポートと同じ署名をしたのでした。
特に部屋のチェックはなし
今回の契約更新では、やって来たのは大家さんではなく、エージェント一人でした。
僕はリビングもベッドルームもどうぞチェックしていってくださいと言ったのですが、エージェントは特に部屋の使用状況を確認したりする意図は無かったようです。
日本人だし、綺麗に使ってくれていることは初めから疑っていなかったのでしょう。
大家さんは地方在住者
それと、今回エージェントに聞いたのですが、僕の部屋の大家さんはバンコクではなく南部のスラタニーに住んでいるとのことでした。
スラタニーと言えば、タイ南部のサムイ島の玄関口。大家さんはスラタニーではかなり名の通った地元の名士だそうです。
もちろんお金持ちで、バンコクには何軒もコンドミニアムを所有していて、年に何回か、定期検診のためにバムルンラード病院に診察に来るとのことでした。たしかにバンコク以外だとあまりいい病院はありませんからね。
バンコクのコンドミニアム大家=バンコク在住者ではない
上の例からも分かるように、バンコクのコンドミニアムは無数に存在し、オーナーも必ずしもバンコクに住んでいるとは限りません。
なにせ外国人ですら大家になれるわけです。
ひどいケースではバンコク、いや、タイに来たことがない香港人やシンガポール人が、自国と比較して割安だからという理由だけで購入しているケースもあるくらいです。
僕が実際に訪れたプレビルドのコンドミニアムのショールームでも、ディベロッパーに「バンコクのコンドって儲かるの?」「利回りはどのくらい?」「このエリアの特徴を教えて」と尋ねているど素人の投資家を何人も見てきました。
ラマ9世エリアのコンドに投資をした人は、おそらく来年あたりに「凍死」すると思います。
僕の大家さんは不動産投資の才はありそう
その点、僕の大家さんはかなりいいロケーションにコンドミニアムを購入しています。
僕が住んでいるコンドもプロンポン駅やエンポリアムの目と鼻の先だし、50平米を軽く超える角部屋です。
エージェントに聞いたところでは、大家さんが持っている他のコンドもアソークの駅近物件やランスアンのセントラルエンバシーから徒歩圏内のすべて名の通った優良物件ばかりでした。
コンドミニアムの供給過剰に投資家は勝てない
でも僕が言いたいのは、そんないいロケーションに自己所有の物件を持っていても、賃貸にはかなり苦戦しているということです。
僕の大家さんは6軒のコンドミニアムをバンコクに持っていて、その内何軒かは僕もプレビルドの時に見学に行ったくらい良さそうな物件です。

この大家さんの所有物件は希少な2ベッドが大半だし、借り手なんていくらでも付くと僕は思ったのですが、近年のあまりの建設ラッシュにより、優良物件すら借り手がつかない状況が続いていることがこれで良く分かりました。
この借り手市場で僕に値上げを申し出たのは明らかに大家さんの愚策でしたが、今バンコクでコンドミニアムを買ったらどういう目に合うのかはもう歴然としていますよね。
借りる側としては天国のような借り手市場です
もうここまで書けばわかると思いますが、コンドミニアムを借りている立場の人としては、現在の市場は渡りに船だと思います。
かなりの確率で値下げが出来ると思いますので、必ず交渉するようにしていただきたいと思います。
自分は現地採用だからサムローンエリアで妥協しようなどと思わず、例えばアソークで働いているのなら、まずは自分の職場近くで試しに検索してみてください。
コンドミニアム検索サイトや日本語フリーペーパーに書かれている家賃はほとんど当てになりません。
自分でエージェントにコンタクトして、部屋を見せてもらったうえで、家賃交渉をしてみてください。
最初は額面通りの家賃を提示してくるはずですが、かなりの確率で交渉が可能だと思っていただいて構わないと思います。
それでも僕はコンドを買いたい
そんな不動産市況でも、やっぱり不動産投資は男の浪漫です。
僕だってコンドミニアムを今でも買いたいと思っていますし、実際に毎月何軒もコンドを見学しています。

特に東南アジアのスーパーラグジュアリー物件は、日本のように無機質ではなく、現実世界とはまるで違うような夢が詰まっている感じがしますからね。
尤も、僕が現在考えているのは投資ではなく自己居住用のコンドミニアムですけどね。
与沢翼さんが昨年購入したチャオプラヤ川沿いにあるバンヤンツリー・レジデンスみたいな物件を僕も買いたいです。
というわけで、僕も本業のコンサルティング事業と投資事業を頑張って、タイの家族と住む理想のマイホームを一日でも早く手に入れられるよう日々精進していきたいと思います!