
2020年3月20日。コロナウイルスの感染者がタイでも増える中、バンコクからタイスマイルでイサーン地方のカラシンに行ってきました。
過去にも何度か記事にしていますが、カラシンは僕の妻の実家で、今回は僕たちの結婚式の下準備のための訪問です。
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カラシンへの行き方
カラシンには過去二回訪問していて、1回目はイサーンの学園都市であるコンケーンから、妻の親戚の車でアクセス。
2回目はウドンタニというラオス国境寄りのイサーンの大都市から、同じく妻の親戚の車でカラシンに向かったのでした。
そして3回目である今回は、ウドンタニ空港でレンタカーを借り、妻の運転で自力でカラシンに行ってきました。
ラオスもそう遠くない位置にあります。コンケーンにしてもウドンタニにしても、カラシンに行くには車で最低2時間はかかります。
それに僕たちも近いうちにバンコクで車を購入しようと考えているので、腕試しを兼ねて車を借りてみたというわけです。
タイスマイルでバンコクからウドンタニへ
バンコクからカラシンまで車で行くのは大移動になってしまうため、まずは空路でバンコク・スワンナプーム空港からウドンタニに向かいます。
予約したのはタイ航空参加のLCCであるタイスマイル。ウドンタニまで一人往復2000バーツほどでチケットが取れました。
イサーンはリゾート地ではないので、年末年始などのピークなければ年中を通してほぼこのくらいの値段で取れます。
ちなみに自宅からスワンナプーム空港へは、Grab(プレミアムカーで700バーツ弱)を利用しました。ご存じの方も多いと思いますが、タイランドエリートの空港BMW送迎サービスは国際線のみが対象です。
コロナの影響で国際線は大減便ですが、タイ国内線は3月20日時点では普通に飛んでいたため、空港の利用者はまだそれなりにいました。
4月以降は国内線もどんどん減便されていきますが。
タイランドエリート会員なら国際線の場合ミラクルラウンジが利用できますが、国内線は提携しているラウンジがないため、食事はフードコートで済ませました。
ウドンタニ空港でレンタカー
飛行時間1時間弱でウドンタニに無事到着。ウドンは田舎の空港なのでターンテーブルは2つしかありません。
預け荷物を受け取って出口を出ると、市内行きのリムジン、タクシーカウンター、レンタカー・カウンター、両替所などがあります。
レンタカーのカウンターはいくつもありますので、予約なしで飛び込みでも普通に車を借りることは可能ですが、今回は妻が事前にインターネットでレンタカーを手配していました。
LINEや電話で連絡を取り、空港に着いたことを伝えると、担当のスタッフが、僕たちがいる空港出口付近まで迎えに来てくれました。
トヨタヤリスを借りました
さて、今回レンタルしたのは、一番安いトヨタヤリスです。
トヨタヤリスを買うことはないと思うので、逆にそれが理由で試してみたくてレンタルしてみた次第です。
その他、デポジットで3000バーツ渡しましたが、これは後日、ガソリン代を引かれた上で全額戻ってきました。わざわざ満タンにして返す必要がなかったのでかえって助かりました。
同系列ということで、PTTのガソリンスタンドには、セブンイレブンとカフェアマゾンが大体の場合セットであります。
カラシン到着
やはりコロナの影響で交通量は少なく、ウドンタニ空港を出発してちょうど2時間くらいでカラシンに到着しました。
カラシンは何もないイサーンの田舎街です。そして僕の妻の実家は、カラシン中心部から数キロ離れた農家。
一応、小作人を雇ってそれなりの規模で農業を営んでいるので、土地だけはたくさんあり、僕たちが帰省したときのために離れに小さな家を建ててもらっているところです。
ただし離れは現在は工事中なので、今回はこの家ではなく妻の実家の両親が住む家に1泊だけ寝泊まりさせてもらいました。
僕にとっては1年以上ぶりとなるカラシンの実家に到着すると、1年半以上前に僕がバンコクのプロンポンのベンチャシリ公園で保護した三毛猫さんが待っていました。
この三毛猫さんには一緒にベンチャシリ公園で保護した子猫がいたのですが、残念ながら昨年、交通事故で亡くなってしまいました。
カラシンの市街
先ほども書いたとおり妻の実家は農家なので、食料はほとんどが自給自足です。米、野菜はもちろん、果物も自家製です。椰子の木も庭にあり、自分で割ってココナッツジュースを飲んだりもします。
カラシンで農家をやっていれば、最近日本のSNSではやりの「海外で月5万円生活」も充分に可能でしょう。
せっかく久しぶりにカラシンに来たので、先ほどのレンタカーで市街に出てみました。妻の実家の周りは農家ばかりですが、市街地は家から2キロの場所にあります。
実家の徒歩圏内にはコンビニも雑貨店もないので、買い物をする場合はここまでやってくる必要があります。まあ2キロなので車でなくてもオートバイでアクセスできます。
それでは中心部をちょっと歩いてみます。
生鮮市場では、各々が自分の畑で収穫した作物を販売しています。妻の知り合いも何人か店を出していて、挨拶をして回ってきました。
その他、各銀行のATM、おもちゃ屋さんなどがありました。
やっぱり田舎に住むのは大変そう
以上がカラシンの実家と、最寄りの繁華街でした。
普段都会に住んでいる人にとっては非常に退屈な場所のように感じるというのが正直なところです。
まあ、だからこそ多くの若い人はカラシンを出てバンコクに働きに出るのでしょう。現金収入を得るには首都のバンコクか、ウドンタニ、コンケーンなどイサーンの中核都市が現実的な気がします。
ところで、僕の妻の妹は今年から大学生で、コンケーン大学に入学し、大学徒歩圏内の寮に入るようです。コンケーンならカラシンまで2時間ちょっとで行けるので、週末は実家に戻ることも出来るので、非常に現実的な選択肢だなと思いました。
翌日はウドンタニへ
最後に、僕たちが今回カラシンに滞在したのは、1泊のみで、翌日の午後には最初に来た道を通り、ウドンタニに向かいました。
先ほども書きましたが、田舎に滞在するのは結構キツいからです。
現在建設中の離れの家が完成したら多少は快適になると思いますが、周りに娯楽がなく、イサーン料理に慣れていない僕にはどちらにしろ長くは居られないと思いますね。正直なところ。

一方で、車で2時間のウドンタニには、バンコクと比べて遜色ないほど立派なセントラルプラザが市内中心部にあり、高級病院のバンコク病院もデパートから徒歩圏内にあり、イサーンの良さとバンコクの快適さの両方を備えたような環境になっています。
そんなわけでこれからウドンタニに2泊してから再度空路でバンコクに戻ります。