
こんにちは。タイランドエリート会員ニートのMachaです。
前回の記事では、コロナワクチンを接種しないまま7月に日本からバンコクへ渡航する予定であると書きましたが、その後、進展があり、結局、職域でモデルナのワクチンを2回接種できる事になりました。
Contents
モデルナを打ってからタイに行けるという幸運
そしてモデルナのワクチンを接種したことにより、(2回目の接種までに4週間間隔を空ける必要があるため)必然的にタイへの渡航も1ヶ月遅れることになりました。でもこの1ヶ月の間にタイの感染者数が加速度的に増えていったため、結果的にワクチンを打つために渡航延期を決断したのは大正解となりました。
何しろ現在のタイではモデルナのワクチンは未入荷ですし、次善の策であるアストラゼネカすら一部の人しか打てていない状態で(中華ワクチンは論外)、多少渡航が遅れても日本でワクチンを打ってから行くのは、自身を守るという意味で最善策だと個人的に思います。
タイでワクチンを打てない在留邦人たちが、ワクチンを打つために続々と帰国している現状を鑑みても、タイではワクチン接種の遅れが顕著です。
さて、幸いにも2度目のワクチンを無事に受けることが出来たので、ようやくタイに行く準備が整いました。
タイ入国に必要なCOE(入国許可証)、コロナをカバーした10万ドル以上の保険、PCR検査の陰性証明書、2週間の隔離用のホテルの手配等については前記事を参照してください。
余談ですが、PCR検査は田町のクリニックフォアで受けてきました。検査が3万円、英文の証明書が1万円で、合計で税込み44,000円もかかってしまいました。
区役所でワクチンパスポートを入手
余談ですが、2回のワクチン接種後、目黒区役所に行ってワクチンパスポートを入手してきました。
ワクチンパスポートがあれば、イタリアやオーストリア等には隔離無しで行くことが出来ます。
ワクチンパスポートは接種券と身分証明書があれば手に入りますが、自治体によっては郵送のみで、自宅に届くのに1週間ほど時間がかかる場合もあるので、お住まいの役所のHP等でチェックが必要です。僕が住んでいる目黒区は、中目黒の役所に直接訪問することで10分ほどでその場で発行してくれました。
さて、ワクチンパスポートで行ける国ですが、タイについては、2021年8月現在バンコクは対象外で、現時点で隔離無しで渡航できるのはプーケットやサムイ島のみです。
よってバンコクのみが目的地である僕たちにはワクチンパスポートは無用の長物と言えるわけですが、まあ無料ですし、取っておいて損はないでしょう。今後のタイの感染状況次第ですが、順次パタヤ、バンコクも将来はワクチンパスポートで隔離無しで渡航できるようになる可能性は充分にありますからね。
一点、注意したいのは、ワクチンパスポートの有効期限です。
ワクチンパスポートはA4の紙一枚ですが、そこには自分のパスポート番号が記載されています。よって、パスポートの期限が切れ次第、ワクチンパスポートも無効になるのでそこは注意してください。
なお、パスポートを更新した場合は、再度申請すれば新しいパスポート番号が書かれたワクチンパスポートをもらえます。
ANAチェックインカウンターで必要書類の確認
さて、ワクチンを打った1週間後、羽田空港からバンコクへと向かいました。
予約したフライトはANAのビジネスクラスです。
久しぶりに訪れるANAのチェックインカウンターでは、タイに入国するために必要な書類をしっかりとその場で確認されました。
- 入国許可証
- 陰性証明書(英文)
- 保険証券(10万ドル以上)
- ホテルの予約書
- 有効なビザ(タイランドエリート等)
バンコクに到着した後も、スワンナプーム空港でチェックされるのは上記の書類に「T8」という書類を加えたもののみでした。
出国審査を終え、ラウンジに向かいます。免税店は全滅かと思っていましたが、規模縮小で営業していました。
ANAのラウンジはオープンしていましたが、場所を集約していたためか、混雑気味でした。コロナ対策のためバイキング形式の食事はなく、代わりにオーダーメイドのカウンターで作ってくれる料理のメニューが増えていました。
ANAラウンジのうどんを食べるのも約1年半ぶりです。この後は機内食が出るのでほどほどにしておきました。
東京→バンコク便はほぼプライベート状態
さて、搭乗時刻です。
一体どれくらいの方々が同じフライトでバンコクに向かうのだろうかと眺めていたら、ビジネスクラスは僕と妻のみ、エコノミークラスも3名ほどでした。
客室乗務員の方が乗客よりも多いフライトは初めてです。
ただしこれはあくまで東京からバンコクへのフライトの話です。前述のようにワクチンを打つためや避難のために帰国する同胞もたくさんいるので、バンコクから東京に向かうフライトは現在混んでいます。
さて、バンコクで隔離されるまでの最後の時間なので、しっかりと機内で寛ぐことにしましょう。
昨年末にタイから帰国するときに乗ったANAビジネスクラスも私一人でしたが、今回も貸し切り状態で、人口密度が低くて最高です。
機内食は洋食にしました。
牛フィレ肉のステーキ。ジャガイモに加えてパンも出てくるのでかなり満腹になります。
食後は紅茶とフルーツを頂きました。
ビジネスクラスなので軽食で一風堂のラーメンなどもありましたが、お腹いっぱいすぎて断念。
食事を存分に味わった後は、到着まで睡眠タイムです。クラシックやハワイのウクレレなどを聴いているうち眠くなってきます。
そして目が覚めた頃に離陸の準備が始まります。
いつものフライトなら到着が嬉しいものですが、今回は初めてのASQ(隔離)があるので、一抹の不安を感じながら飛行機を降ります。
デモ隊と遭遇
当然ですが、現在はタイランドエリートのエスコートサービスはありません。
空港の係員の案内に従い、所定の場所に歩いて向かいます。
普段は通路であるはずの場所に、一定の間隔を空けてベンチがずらっと置いてあり、そこに座って係員と書類のチェックが始まります。
上述の通り僕のフライトには他に人がおらず、偶然東京以外からバンコクに入ってきたフライトも特になかったため、すぐに自分の順番が回ってきて(というより僕が1番目)、書類に不備もなかったのですぐに審査は終了。
そのまま、あてがわれたワゴンで隔離用のホテルに連れて行ってもらいました。これも本来ならタイランドエリートのBMWに乗せてもらえるわけですが、コロナ禍中の今はタイランドエリートの管轄外。
偶然、隔離ホテルに向かう途中で反政府デモ隊の連中と出くわしました。
これが現在のバンコクです。コロナで経済はストップ。国からの援助も満足になく、軍政に不満を持つ若者達が連日こうして街中でデモをしています。
グランデセンターポイント・ラチャダムリで14泊の隔離生活
長旅を終え、これから14泊15日の予定で隔離されるグランデセンターポイント・ラチャダムリに到着しました。センターポイント系列には幾度となく泊まったことがありますが、ラチャダムリはこれが初めてです。
今回は70平米ほどの面積がある1ベッドルームタイプのお部屋にしました。
洗濯機、キッチン、電子レンジが完備されています。
二週間も部屋から一切の外出が出来ないので、部屋の面積が非常に重要になると思い、今回はこの部屋にした次第です。一人ならともかく、妻も一緒にいるので狭いホテルは絶対にNG。
バスルームも広々としており、バスタブとシャワーブースは独立しています。
こちらは寝室。
リビングからも寝室からもゴルフ練習場や、BTSが走っているのを眺められます。
窓からの眺め。バルコニーはありません。
グランデセンターポイント・ラチャダムリなので立地的にアマリンプラザやエラワンバンコクの裏ですね。
隣に旧フォーシーズンズのアナンタラ・バンコク・サイアムホテル、その奥にはラチャダムリ駅直結のセントレジスホテルがあります。
隔離ホテルなので当然3食付きですが、ホテル内のルームサービスもあり、値段もリーズナブルでした。
クレジットカードで決済することが条件でGrabなどのフードデリバリーも利用可能です。ただしソムタムなど、一部の生ものは禁止とのことでした。
ASQはバンコク都内だけでも100カ所以上ありますが、デリバリーのポリシーはホテルにより異なるので、予約する前に確認するとよいでしょう。
ホテルによってはデリバリーはOKでも友人などからの差し入れは不可だったりと細かくルールが決められているので、事前にしっかりとチェックした方がいいです。
最後に料金について書いておきますと、僕が宿泊しているグランデセンターポイント・ラチャダムリの1ベッドルームは、2名利用で約10万バーツでした。
1名なら7万バーツほどになります。ASQに関しては通常のホテルと違い、部屋ごとではなく、その部屋に泊まる人数毎に追加料金を取られます。
一人の利用で、狭い部屋でも良いという方は、3万バーツ以下のホテルも何カ所もあります。
以上、長くなってしまいましたが、東京からバンコクへのコロナ禍中の移動と、バンコクでのASQについてでした。