こんにちは。タイランドエリート会員ニートのMachaです。
今回は久しぶりにタイのビザがトピックです。具体的には、タイランドエリート旧会員権のビザと、現在販売されている新会員権(エリート・アルティメート・プリビレージ、エリート・イージー・アクセス等)のタイ滞在可能日数について書いてみようと思います。
Contents
ノービザでの入国拒否続出でタイランドエリートが注目を浴びる
まず、タイではここ2,3年でノービザや観光ビザの入国規制が急激に厳しくなったことはご存知の方も多いと思います。
だからこそタイランドエリートの会員数は急増し、すでに8000人を超えたわけです。
僕が入会した2017年にはまだ3000人もいなかった記憶がありますので、当時の僕のようにビザなしでタイにやって来て、あわや入国拒否になり、必要に迫られて入会を決断した日本人の方もたくさんおられることでしょう。
タイランドエリート旧会員
ビザが厳格された2016年ごろから脚光を浴び始めたタイランドエリートですが、同会員権の販売が開始されたのは、はるか昔の2003年です。僕などはまだひよっこの学生だった頃です。
現在販売されているタイランドエリート会員権(Elite Ultimate Privilege等の新会員権)と、2003年当初に販売が始まったタイランドエリート旧会員権では、与えられた特典においていくつもの違いがありますが、中でも一番注目なのは以下の点でしょう。
- 旧会員の会費は100万バーツ、なのに生涯にわたって有効
- 現在の会員の会費は200万バーツ(税抜き)で、有効期限は最大20年
Elite Ultimate Privilegeには年会費の徴収もあり
もう一点だけ付け加えるとすれば、旧会員は年会費がないのに対し、有効期限20年の新会員(エリートアルティメイトプリビレッジ)は、毎年2万バーツの年会費を払う必要があります。
話が逸れてしまうので新旧会員の条件の違いの一つ一つについては後日、別の記事で取り上げたいと思います。
旧会員は永久資産、新会員は減価償却資産
ご覧の通り、タイランドエリートは、旧会員の方が現行の会員よりも圧倒的に有利なシステムになっています。
永久会員(旧会員)は、「タイランドエリート旧会員権」という、価値が下がらない(むしろ上がっていく)「土地のような資産」を持っているのに対し、新会員は保有していると年々価値が無くなっていく「減価償却資産」だと思っていただければ分かりやすいと思います。
僕が持っている新会員権のエリートイージーアクセスも、販売価格は50万バーツ、有効期限が5年なので、会計上の理屈では、毎年10万バーツを減価償却していき、5年で価値がゼロになるものと考えて良いと思います。
普通自動車の耐用年数は6年ですが、実際には6年以上経っても問題なく運転できます。でもタイランドエリートの新会員権は、耐用年数の5年が終わったらその時点で無価値となります。
譲渡回数無制限の旧会員権
一方で、旧会員権は生涯ビザであることに加え、何度でも転売が可能です。つまり極論を言うと、自分が死にそうになったら、配偶者や子供に譲ることだってできるのです(※ただし譲渡前に死亡したら無効)。
おまけにビザが厳格化されたおかげで相対的に生涯有効な旧会員の価値は上昇し、2003年ごろに100万バーツで入会した人は、現在は200万バーツ以上の価格で転売できるわけですから、僕としては羨ましいことこの上ないですね。
僕の元にも時々旧会員権譲渡の話は来ますが、強気な方だと300万バーツと言ってきます。
旧会員権と新会員権の違いで注目のポイントは!?
ところが、新会員と旧会員で、「生涯有効 vs 20年有効」という条件のほかに、もう一つだけ覚えておいていただきたい違いあります。
それが、1回のタイ入国における滞在可能期間です。
- 新会員(エリート・アルティメート・プリビレージ、エリート・イージー・アクセス等):1年間
- 旧会員:90日
2017年に入会した僕(新会員)は、タイに入国時にパスポートをチェックしてみると、いつも1年間有効のビザスタンプを押されます。
僕たち新会員のビザの有効期限は、タイプにより5年~20年ですが、1回タイに入国すると、そのまま滞在できるのは1年間です。
イミグレに行ってビザを延長する必要があるのは年に1度だけ。
別の言い方をすると、最大1年間はビザを延長する必要がなく、タイを出国する必要もないのです(もちろん90日レポートは必要)。
年に1度くらいはタイを出国しますよね?
僕のように頻繁に一時帰国などでタイを出国する場合は、タイに再入国した時点で、そこからまた1年間有効の入国スタンプをもらえるので、僕自身はこれまでに一度もバンコクのイミグレでビザの延長手続きをしたことはありません。(同じ理由で90日報告もしたことがありません)
1年間で一度もタイを出国しない場合になって、ようやくイミグレに行って1900バーツを払ってビザを更新する必要が出てきます。
でも、タイランドエリート会員でも大体の人は年に1度くらいはタイ以外の別の国に旅行などに行くので、そのたびに滞在可能期間がリセットされます。なのでわざわざイミグレまで更新に行ったことがあるという方は少数派だと思います。
タイランドエリートの90日報告代行サービス
余談ですが、タイランドエリート会員も90日レポートは必要ですが、新会員については90日レポート代行サービスが含まれていますので、90日報告だけのために自分がイミグレに行く必要はありません。
旧会員が延長なしで滞在できるのは90日のみ
ここでようやく本題なのですが、タイランドエリート旧会員は、なんと1回の入国で滞在できるのは、90日のみです。
もちろん旧会員は新会員と異なり、生涯に渡ってタイランドエリートのステータスを持つことが出来ますが、タイを出国しない場合は、90日に一度はビザの延長をするためにイミグレに行く必要があるのです。延長の際は、他のビザと同様、1900バーツの手数料がかかります。
そして旧会員には、新会員のような90日レポート代行のサービスはありません。
僕の知り合いのタイランドエリートの方はみんなが旧会員なのですが、新会員=1年、旧会員=90日という違いを知っている方はあまりいませんでした。
僕がこの違いを知ったのも、「生涯会員である旧会員権を買わないか?」という誘いを受けたときです。
頻繁に出国する方なら90日でも大して問題ない
まあそうは言っても、先ほど書いたように、僕のように1,2ヶ月に1度のペースで一時帰国するような空港サービスのヘビーユーザーにとっては、タイ出国の時点でビザがリセットされるので、あまり問題にはならないかと思います。
おまけに、タイランドエリート会員には、リエントリー・パーミットが必要とされていません。
僕だったら、仮に日本で仕事がなくても、観光でシンガポールなどのタイ周辺国に出かければ良いのです。
留学ビザなどでタイに来ている方ですと、リエントリー・パーミットを取り忘れて海外に旅行に行ってしまったら、タイを出た時点でビザが無効になりますが、タイランドエリートに関しては、タイ出国のハードルが低いのが魅力です。
日本帰国もせず、海外旅行にも行かない場合になってようやくビザの延長が必要になってくるわけですが、その時点になってタイランドエリート旧会員90日、新会員1年という違いが関係してくるわけですね。