
先日の記事では、「バンコクの日本人居住エリアであるプロンポンに住んでいる僕が、毎日どのようにセミリタイア生活をエンジョイしているか」という読者さんの質問に答える形で、僕の1日の動向を時系列で紹介しました。
今回は、「食事」という側面に焦点を絞り、セミリタイア組の僕が普段どんなものを食べているのかについて書いてみることにしました。
最初に結論を書いておくと、僕は決してグルメではないし、ハイソでもありません。
また僕以外のタイランドエリート会員さんのようにゴージャスでもなければ、駐在員の奥様方のように食通でもありません。
むしろその逆で、食事は比較的低予算で質素、しかもすべてが自分が住んでいるプロンポンのコンドミニアムから近場で済むような食生活をしています。
Contents
プロンポンで食べるランチ
僕はニートで引きこもりの生活が性に合っているので、午前中はまずコンドミニアムから外に出ません。
上記の関連記事でも書いたように、朝は前日にエンポリアムのスーパー、Gourmet Marketで買ったサラダかヨーグルト、トーストを食べる程度です。
では昼食と夕食はと言うと、一応、外食するようにしています。
ただし最近はBTSも非常に混んでいてあまり遠くには行きたくないので、結果として徒歩5分圏内のエンポリアム、エムクオーティエ、またはプロンポン駅周辺の食事処で食べることになります。
エンポリアム
やはりエンポリアムは日本人にはマストな存在です。ここに来れば私たち日本人が必要としているものの80%は揃うでしょう。
僕はプロンポンの他にオンヌット、ラチャダーで長期滞在をした経験がありますが、結局、最終的にはこうしてプロンポンに戻ってきたほどです。
プロンポンを拠点にセミリタイア生活をしていたら、まずシーロムやサイアムに行くことはなくなると断言できます!
昨今SNSで超有名なウアン君という名物ネコさんが住んでいる屋敷を通り、コンドミニアムからエンポリアムに徒歩で向かいます。ウアン君は金運の神様なのではないかという噂(?)もあります。
エンポリアム・フードコート
特にエンポリアム4階にあるフードコート内には、大戸屋をはじめとして、うどん屋、モスバーガー、一般のタイ料理が食べられます。バーガーキングもありますが、ジャンクフードはあまり好きではないのでほとんど利用していません。
タイランドエリート代理店の社長さんによれば、ここのフードコートのカオカームーは美味しいそうです。僕も夜あまり食欲がないときは、カオカームーをサラッと食べて帰宅することがあります。値段は80バーツもしなかったと思います。
上の写真は同じエンポリアム・フードコートのインド料理店で注文したバターチキンカレーとガーリックナンのセット。セットメニューは比較的安く、このメニューは150バーツ程度でした。注文した後にインド人が料理するので味も本格的です。
エンポリアムの大戸屋
そしてエンポリアムのフードコートの入り口付近にあるのが大戸屋。
タイに長くいると、不思議とタイ料理をあまり食べなくなるものです。タイの大戸屋の店舗が爆発的に増えたのはこの数年です。
今ではバンコクはおろか、イサーン地域のウドンタニのセントラルデパートにも大戸屋があるくらいです。上の関連記事ではウドンタニのセントラルプラザを紹介していますが、実はそこでも僕は大戸屋を食べました。
大戸屋の定食メニューは200バーツ台~300バーツ台が中心で、僕が好んでよく食べるオキメダイ定食は税・サ込みで450バーツほどします。
歌行燈
4階のフードコート以外でよくランチでお世話になるのは、2階の日本食レストラン、歌行燈です。
歌行燈はてんぷらやうどんをメインに提供するお店ですが、それ以外の一品料理も定評があります。特にランチタイムはセットメニューがとてもお得です。
その他、牛丼たぬきうどんセット、カレーうどんセットなど、大体が300バーツ以内で収まります。
僕が初めてタイに来たのはまだ大学生だった2004年ですが、歌行燈はその時からありました。あの時に食べた「カツ煮膳」が美味しかったのが忘れられません。
ちなみに歌行燈はチットロムの伊勢丹にも支店がありますが、おそらく伊勢丹店の方が空いている可能性が高いです。
その他、エンポリアム館内には3階に葵、FUJIレストランがあります。
どちらも空いているので、土日で食事難民になりそうになった時の助け舟になってくれるでしょう。特に週末のエンポリアムのFUJIレストランはガラガラで、パジャマを着た子供などを連れた明らかに近所に住んでいる人しか来ていません。
エムクオーティエのレストラン
さて、グルメが豊富なのは、エンポリアムだけではありません。
エンポリアム向かいのエムクオーティエにもかなりの数のレストランがあり、もちろん日本食も選り取り見取りです。
エムクオーティエには主に6階から上、または地下にレストラン街がありますが、僕がランチで利用するのは主に地下の方です。
CoCo壱番屋
例えば地下のCoCo壱番屋はターミナル21店などと比べると比較的空いていて、待たされることはごく稀です。
同じ地下一階には、マクドナルド、バーガーキング、ラーメンの一風堂、うどん屋、とんかつ屋、韓国料理店、タイ料理のフードコートなど、選べないほどたくさんの食事スポットがあります。
MK Live
そして夜は、週に1回くらいは6階のMK Liveでタイスキを食べます。
MKには「普通のMK」、MK GOLD、そしてMK Liveなど複数のグレードがありますが、エムクオーティエに入っているのはMK Liveの方です。
以前エムクオーティエがまだ無かったころは、タイスキと言えばスクンビット・ソイ39のCOCAの一択でしたが、デパートの中にMKが出来てとても重宝しています。
MK Liveはやはり普通のMKと比べると高く、カップル二人で食べると毎回安くても800バーツは超えますね。
ところで、MKライブはMKゴールドとどう違うのかという質問をフォロワーさんからいただきましたが、正直、僕にもよく分かりません。値段的にはどちらも高いので、MK Live>MK Goldとも言い切れない感じです。
MOKUORA(モクオラ)
MKライブと同じエムクオーティエ6階には、日本発のハワイアンカフェ・レストラン、「モクオラ」もあります。
それ以外にもメニューにはハンバーグ、カレー、スパゲッティ、パンケーキなど、日本人が好んで食べる洋食がずらりと揃っています。
このモクオラですが、いつ行ってもすごく空いています。
料理は美味しいし、吹き抜け部分に席があるので眺めもいいので個人的には気に入っているのですが、撤退してしまわないか心配です。
6階から8階はレストラン街になっていて、MKやモクオラ以外では、エンポリアムと同様にFUJIがあったり、ラーメンの味噌屋、とんかつのまい泉、高級タイ料理店、中華、ステーキハウス、ワインバー、すき焼き(しゃぶしゃぶ)のバイキングなどがあります。
エンポリアムとエムクオーティエで食事は解決
というわけで、BTSでサイアムやチットロムに行くこともなく、またトンローの隠れ家レストランを探すこともなく、ランチもディナーも両方、エンポリアムかエムクオーティエのどちらかで食べて帰宅する日ばかりです。
帰り際には、先ほど紹介したプロンポン駅下のカオマンガイ屋台の隣にある猫屋敷で、ウアン君に「給食」のシーバをご馳走して部屋に戻ります。
プロンポンのコンドミニアムは快適だし、エンポリアムやエムクオーティエは徒歩圏内にあるし、夕方はベンチャシリ公園を散歩できるし、バンコクのセミリタイア生活は毎日が平和で楽しいです。
そしてもちろんBTSに乗れば、市内の要所に簡単にアクセスできます。
ではプロンポンに住んで、上記のような日本食を食べながら生活すると、1か月にどのくらいの予算が必要になるのでしょうか?
先日の記事では、オンヌットなどに住んで月7万バーツ(約245,000円)で生活した場合の予算をシミュレーションしてみましたが、プロンポンで生活するとなると、もう少し高くなります。
でもそんなに身構える必要はありません。年に数回一時帰国する費用を入れたとしても、月40万円あれば充分ではないでしょうか。
プロンポンでのリタイアメント生活の予算についてもし興味のある方がいれば、また後日、記事にしたいと思います。
プロンポンは日系企業の駐在員さんの主要な居住区ですが、僕のようにバンコクでリタイアメント(あるいはセミリタイア)生活を過ごしたいという方にもイチオシのエリアです。