
台南で宿泊したホテル、シャングリラファーイースタンプラザ台南を紹介します。
前回までの記事では、エバー航空のプレミアムエコノミーでバンコクから台北へ、そして台北からは新幹線で台南にやって来るところまでを書きました。
今回は台南シャングリラのホテルレビューを中心にしていきたいと思います。
シャングリラファーイースタンプラザ台南
台南で予約したホテルは、シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル (Shangri-La's Far Eastern Plaza Hotel Tainan)です。漢字表記だと香格里拉台南遠東大飯店となります。
701 台湾 Tainan City, East District, 大學路西段89號
台南のシャングリラは、ランディス、シルクスプレイスと並び、市内では最高級のホテル。
左がShangri-laホテル正面口で、右手にあるのは「The Shop(品香坊)」というホテルのコーヒーショップです。
Shangri-la ホテル台南にチェックイン
Shangri-laのロビーを通り、奥にあるレセプションで早速チェックインをします。
正面口をまっすぐ進み、右手にレセプションがありました。
今回はHISで予約して既に支払いを済ませています。
ただしこの時まだ午後1時過ぎで部屋は掃除中。部屋が準備出来る15時まで荷物を預かってもらい、1時間ほど、ホテルに隣接する大遠百というデパートで時間をつぶしました。
大遠百については後ほど紹介します。
14時半過ぎにレセプションに戻ってくると、既にクリーニングが終わったということで、カードキーを受け取って部屋に通してもらいました。
ちなみにレセプションのスタッフは基本的にすべて英語でした。
台北の高級ホテルだと間違いなく何人かは日本語化可能な担当者がレセプションにいるはずですが、やはり台北から離れると日本語の通用度が一気に低くなりますね。(Shangri-la台南にも一人くらいは日本語の話せる従業員がいたのかもしれませんが、4日間の滞在中にお目にかかることはありませんでした)
ただし、部屋に置いてありホテルの設備の説明書きなどは日本語も用意されていました。
シャングリラ台南の部屋
エレベーターで今回宿泊する32階に上ります。
ツインベッドの寝室
まず最初に部屋の寝室を見ていきます。
部屋に入ってみると、窓から市内を見渡せるツインベッドルーム。
台南のシャングリラは市内中心部の東側の大学街にあり、台南の観光スポットのほとんどはホテル目の前の台鉄台南駅を渡った西側にあります。
上の写真はホテルの部屋から撮った街の西側の眺望です。
バスルーム
バスルームも広々とした間取りです。
シャワーブースとバスタブは分かれていますが、問題はバスタブにハンドシャワーが無いことです。
そう言えば前回台北で泊まった大安のパークホテルも全く同じで、バスタブは湯船に浸かることしかできない造りでした。
Shangri-la台南の料金
気になる料金は、HISで、朝食込みで3泊で66,000(1泊22,000)でした。
定期的に時期を変えて検索してみましたが、17,000円~27,000円くらいの変動幅でした。台南のShangri-laはアジア各国のShangri-laと比較しても最安値圏でコスパ抜群ですね。
朝食
Shangri-la台南の朝食は、10階のブッフェレストラン兼用の遼東Cafeで頂くことが出来ます。
パノラマが楽しめる広い朝食会場
Shangri-laのビル自体も円筒型ですが、この朝食会場も円筒型なので窓際に座れば市内のパノラマが楽しめます。
料理を取りに行っている間にテーブルを勝手に片付けられてしまわないよう、以下のカードを表裏にすることでスタッフに食事中かどうかを知らせることが出来ます。
台南随一の高級ホテルだけあって、朝食の数も半端なくすごいです。順番に見ていきましょう。
実はこの遼東Cafe、エリアが広いので、どの場所にどんな種類のメニューがあるかが一目でわかるマップがテーブルの上に用意されています。
牛肉湯
さすが台南。ローカル屋台料理がホテルでも楽しめます。牛肉湯のカウンターがありました。
Shangri-laなので使っている牛肉も柔らかくて美味しかったです。3日間連続で食べました。
担仔麺(擔仔麵:たんつーめん)
ヌードルカウンターには、台南名物のタンツー麺もありました。
写真のメニューには擔仔麵以外にも3種類ありますが、やっぱり台南に来たらタンツー麺を食べてみたいですよね。
エビが乗っていましたが僕はシーフードが苦手なのでタイ彼女に取ってもらいました(笑)
その他メニュー
牛肉湯やタンツー麺以外にも、中国・台湾各地の料理が目白押し。
和食
タンツー麺などの台湾料理に目が行きがちですが、日本食コーナーもしっかりとあります。
デザート
デザート類も食べきれないほど用意されています。3,4日滞在する場合は色々と試してみることが出来ますね。
下の写真はキュウリ・レモンジュース、ハチミツティー、パイナップルヨーグルトドリンク、プラムティー
プール
プールは7階にあります。
プール、ジム、サウナ(ロッカールーム)共に受付を済ませてから入れます。
ビーチリゾートのホテルとは違い、皆さん、ゴーグルをつけて本格的にクロールで泳いでいました。
台北はまだ微妙かもしれませんが、3月の台南はもう日中は30度近くになるほど暖かく、夕方前ならプールで泳ぐことも可能です。
フィットネスセンター
ジムは7階のプールのすぐ横にあります。
使い切れにほどの種類のマシンに充分なスペース。週末の利用者も数人しかいないのでほぼ独占状態でした。
サウナ
フィットネスセンターの裏にあるのが更衣室兼サウナ。
スチームサウナ、ドライサウナの他、水風呂と温かい湯船もしっかりとありました。
Lobby Lounge
併設する飲食店の紹介です。
最初のチェックインの際にも登場しましたが、G階のロビーにはラウンジがあります。「Lobby Lounge」というそのままの名前です。
営業時間は以下の通りです。
- ブランチ:毎日10:00~13:00
- English High Tea:14:30~17:00(月~金)
- Weekend Sweet Dessert Buffet:14:30~17:00(土、日、祝日)
コーヒーショップ
同じくG階のエントランスの隣に、品香坊というコーヒーショップがあります。
飲み物のほかにもパンやスイーツも販売していました。
中華料理レストラン
最上階の38階に、Shanghai Pavilionという眺望の良い中華レストランがあります。
中華料理全般を扱っており、四川料理、台湾料理、広東料理など地方別にメニューが分かれていて選びやすかったです。
- ランチ:11:30~14:30
- ディナー:18:00~21:30
Shanghai Pavilionは僕たちも滞在中、2回利用しました。
3泊4日の滞在中、2回利用しましたので、その時に注文した料理を紹介します。
どの料理もはずれはなく美味しかったです。値段も高級ホテルの割にはそれほど高くなく、2回2人で食事をして、2回とも1400元ほどでした。1品当たり300元ほどのメニューが多かったです。
いずれにしても、バンコクのShangri-laのシャンパレス(中華)よりも確実に安いです。
その他レストラン
僕たちは今回は利用しませんでしたが、中華レストランやコーヒーショップのほかには、10階に遼東Cafe(朝食会場兼ブッフェレストラン)、2階にロブスターやステーキが食べられるグリル専門レストランがありました。
また、Shangri-laの隣には大遠百というデパートも隣接しています(別記事で紹介)。
そこにもフードコートやレストランが入っているので、雨が降っていても基本的に食事に困ることは全くありませんでした。
シャングリラファーイースタンプラザ台南 まとめ
以上が台南のShangri-laホテルでした。
さすが台南で最高層のビルにあるだけあって、眺めが何よりも素晴らしく、ロビーと百貨店が繋がっているので、雨が降っていても濡れずに食事に行けることが最大の利点でした。
ただし、一点だけ頭の片隅に入れておいた方がいいことがあります。それは、シャングリラそのものではなく、周辺環境に関することです。
先ほども書きましたが、シャングリラは台南市内中心部の最東端にあり、観光に出る場合は、ホテルのすぐ目の前にある台鉄台南駅を渡る必要があります。
観光スポットの多くは台鉄台南駅を横断した西側にあり、東側のシャングリラから徒歩でも普通にアクセスできるのですが、その台鉄台南駅を渡る際、地下道を通ることになります。
歩道橋ではなく、地下道を使って駅の向こう側に行く必要があるのです。
そしてその地下道にはホームレスがウヨウヨいます。
ホームレスが危害を与えるようなことはどうやらなさそうですが、薄気味悪い道を通るというのは事実です。
このホームレスがいる地下道を渡った先が、台南の主要観光スポットがあるエリアになります。
この陰気臭い地下道をどうしても避けたいという方は、多少遠回りになりますが、ホテルを出てから南側に歩き、陸橋になっている場所を通れば台鉄台南駅を横断することが出来ます。
実際僕たちも2日目以降は遠回りするか、タクシーに乗るなどして観光スポットにアクセスしました。
シャングリラファーイースタンプラザ台南を宿泊先に考えていらっしゃる方は、この地下道があることを留意したうえで、ホテル選びをされることをお勧めします。
いずれにしても、回り道さえすればこのホームレス地下道は回避できますし、シャングリラホテルそのものは間違いなく台南市内最高級で、設備も最新、豪華な眺めが堪能できるホテルだと確信しています。