
将来バンコクで住む家を探すためにこれまで100軒を超えるコンドミニアムを見てきましたが、今回見学したのは、一軒家です。
タイで一軒家を見るのは実はまだ5軒目(バンコクでは2軒目)。
その前に、上の関連記事はバンコクのBTSプナウィティ駅最寄の一戸建てを見に行った時のものです。値段や物件の詳細については関連記事内で触れています。
プナウィティの一戸建てが2000万バーツ前後だったのに対し、今回僕がアポを取ったのはどうやらそれよりもハイスペックの物件で、1億円以上の値段が付いているようです。
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Altitude Mastery Phaholyothin 24
僕が見学の申し込みをしたのは、パホンヨーティン通りにあるAltitude Mastery Phaholyothin 24という新築住宅です。
HPをざっと見たところ、集合住宅ではあっても、8軒のみの小さなプロジェクトのようです。
アポは無事に取れたので、これから僕が住んでいるプロンポンからGrabを使って、パホンヨーティン現地に向かってみます。
Altitude Masteryの場所
プロンポンのエンポリアム近辺からAltitude MasteryまではGrabで約230バーツでした。
像ビルから至近
僕は以前、パホンヨーティンの英語学校に1年近く通った経験があるので実は多少このエリアは土地勘がありますが、来るのはかなり久しぶりです。
日本人にはあまり馴染みは無いかもしれませんが、行ってみたら、タイ人の間では非常に有名なランドマークである「像ビル」のかなり近くでした。
日本人居住エリアではありませんが、バンコク都内中心部でこれだけ便利な立地にある一戸建て住宅は最近では珍しいです。
Altitude Masteryがあるパホンヨーティン・ソイ24に入りました。物件はここから歩いて500メートルほど先にあります。
ソイの入り口にはモーターサイ乗り場があるので、500メートル歩くのが面倒でも、家までアクセスするのは容易です。
生鮮市場は結構大きな規模だったので、最寄のテスコロータスやセントラル・ラップラオ、メジャー・ラチャヨーローティンに行かなくても、食材だけならこの市場で充分何とかなりそうです。
物件からメジャー・ラチャヨーローティンへはモーターサイで50バーツです。
生鮮市場を過ぎると、普通の家ばかりの路地になります。簡素な住宅街ですね。
Altitude Mastery Phaholyothin 24に到着しました。
ゲートではセキュリティーに身分証明書を預けるよう求められました。
8軒のみのムーバーン、Altitude Mastery
そして中に入れてもらいました。
家の軒数は、わずか8軒です。
見た感じ、物件内部でのグレードは存在しないようです。
ゲートを超えると、ディベロッパーのセールススタッフが待っていました。
スタッフによると、8軒中7軒は成約済みで、残っているのは写真左手前の物件のみだそうです。
建物はちょうど完成し、引き渡しが始まっているところなので、見せてもらったのはショールームではなく実物の家です。
玄関にプールが!
「共有エリアにプールが無いな」と思っていたら、なんとそれぞれの家にプライベートのプールがありました。
1階部分
家の中に入ると、吹き抜けの玄関があります。
キッチンとリビングルームはドアで仕切られています。キッチン自体は大きくありません。
玄関を通らなくても外からアクセスできます。メイドがいなくても倉庫にはなりますね。
2階部分
2階には寝室が2室ありました。
フローリングはもう仕上がっていますね。
セーフティーボックスは物件価格に含まれているそうです。(価格はこの後、紹介します)
ということで壁紙も物件価格に込みとなります。
タイ不動産投資歴の長い同胞の方が仰っていましたが、本当に高級なホテルとそうでないホテルを比べるとき、シンクが2つある場合は高級ホテルだと言える場合が多いとのことでした。
今回はホテルではありませんが、シンクが2つあるというのは高評価のポイントになるでしょう。
3階部分
そして最上階の3階に上がります。
もうこれだけ広くて部屋数があれば充分だろうと思いますが、極め付きは3階のバルコニーでした。
設備
以上がAltitude Masteryの物件内部でした。
次に設備についてですが、物件価格に含まれるものとして、8つのCCTVがあります。
エアコンやライトは携帯のアプリで一括操作できるそうです。
先ほど紹介したように、大型のセーフティーボックスや壁紙も既にセッティンされており、家具を除けば初期投資はかなり抑えられそうです。
Altitude Mastery物件価格
そして最後に紹介するのが、皆さんが最も気にしているであろう価格です。
- パホンヨーティン・ソイ24から500メートル
- 8軒のみのムーバーン
- 4つのベッドルーム
- 建物部分の面積:391平米
- 建物以外の土地:61.6ワー(246.4㎡)
- 3階建て
- 駐車スペース3台分
- 庭にプール付き
管理費は、1ワーあたり月120バーツ
支払い条件は以下の通りです。
- 予約時:20万バーツ
- 契約時:3,058,000バーツ(10%)
- 引き渡し時:29,322,000バーツ(90%)
普段トンローやプロンポンの億ションを見ていますので、相場感覚がおかしくなってしまったのかもしれません。
このくらいのレベルの高級物件になりますと、ターゲットは当然大金持ちのみとなります。エージェントによれば、タイ人の富裕層であれば即金で購入してしまうそうです。
融資可能
それでも一応、ディベロッパー経由の銀行融資はあるそうで、1か月あたりの支払い123,464バーツ(金利2.99%)となっています。
そして融資を受けるための最低月収は308,661バーツだそうです。
もちろんこれはタイ人名義です。
僕が買うとしたら、タイ人のパートナーの名義でということになりますので、エージェントは僕の月収を聞いてきました。
「僕が月30万バーツ以上稼いでいるとしても、配偶者自身の収入が30万バーツ以上ないといけないのではないですか?」とエージェントに尋ねたところ、僕の収入が基準を満たしていればOKのようなことを言っていました。
まあ、おそらくこれは適当に答えているだけでしょう。
BTS新線も近所にオープン
最後に、パホンヨーティン・ソイ24の周辺環境について触れておこうと思います。
ソイ24を入ってすぐの所に生鮮市場があることは冒頭で書きましたが、もっと大事なことに、実は近くにBTSの新駅が来年オープンするそうです。
新駅はメジャー・ラチャヨーローティンの目の前
ラチャヨーティン駅と言い、メジャー・ラチャヨーローティンの目の前にありました。
Altitude Masteryがあるパホンヨーティン・ソイ24のソイの入り口からメジャー・ラチャヨーローティンまでは、モーターサイで北に走って50バーツ。僕も実際に同じ場所からメジャー・ラチャヨーローティンまで行って確かめました。
セントラル・ラップラオ、ユニオンモールも近い
逆に南にはテスコロータスとセントラル・ラップラオ、ユニオンモールがあり、そちらも50バーツ程度でアクセスできるとのことです。
セントラル・ラップラオを出てすぐの所にはMRTのパホンヨーティン駅がありますので、スクンビットやシーロムにアクセスする場合は、モーターサイでセントラル・ラップラオまで行けば後は簡単です。
Altitude Masteryまとめ
都心の一戸建て、しかもかなりハイスペックの新築に住む場合のベンチマークとして、今回のAltitude Masteryは良い検討材料になりました。
4ベッドで3階建てというほどの広さは僕たちには必要ないので、同じ都心でもう少し狭い新築であれば、1億円以下で一戸建てを買うことは出来るでしょう。
現に本記事冒頭で紹介したBTSプナウィティ駅近くのGentryは6000万円台で入手可能ですから、バンコク都心部の一軒家に住むハードルはまだこの程度ということで逆に少し安堵した次第です。
今回はイメージをつかんでいただくために写真を多めに掲載いたしましたが、この物件の感想がありましたらTwitterで共有していただけると嬉しいです。