
過去記事では二回ほど、僕が住んでいるコンドミニアムを例に、バンコクでの住居の探し方、借り方、エージェントとの交渉の方法などについて書きました。
今回は、僕が実際に2年の間、住んでいたコンドミニアムをご紹介してみたいと思います。部屋のスペックや値段など、バンコクにこれから住もうとしている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
Contents
スクンビット・ソイ26のNoble Refine
僕が2018年から2年間お世話になったのは、スクンビット・ソイ26にあるNoble Refine(ノーブル・リファイン)というコンドミニアムです。
なぜ今回僕のコンドミニアムを出すかというと、既に引っ越してしまったことで安全上の問題がなくなったからです。
まあ、このNoble Refineは入り口のセキュリティーが非常に厳格なので、不審者が入ることは現実に不可能ではありますけどね。
さて、結論を先に言うと、ものすごく快適で住みやすいコンドミニアムです。
Noble Refineの場所
Googleマップを見ていただければ分かりますが、スクンビット・ソイ26に入ってすぐの左手です。
ソイ26の入り口にはイムチャンという外国人にも有名な格安なタイ食堂があります。キッチン新潟という有名な老舗日本食屋も目と鼻の先です。
Sukhumvit 26 Alley, Khlong Tan, Klongtoei Bangkok 10110 タイ
ソイ26といえば、エンポリアムがあるスクンビット・ソイ24の隣のソイですので、5分ほど歩けばエンポリアムやプロンポン駅にアクセス出来ます。
Noble Refineの部屋概要
それでは、シンドラー社製のエレベーターを上がって僕の部屋に行ってみましょう。
僕が住んでいた部屋は、12階の50平米の角部屋です。
- フロア:12階
- 方角:北東角部屋
- 面積:50㎡
- 部屋タイプ:1ベッドルーム(バスタブあり)
リビングルーム
まずはリビングルームから。50㎡の内、ちょうど半分がリビングルームになっています。
ご存知の通りコンドミニアムは分譲住宅なので、オーナーさんによって部屋の内装にはかなり違いがあります。僕の大家さんは家具にはあまりお金をかけていなかったようで、部屋はとてもシンプルでした。
後述しますが、だからこそ他の部屋よりも安く借りられたわけですが。
ベッドルーム
次に寝室です。角部屋なので開放的で眺めが非常にいいです。
補足として、左の窓はスクンビットの北側に当たるので、以前紹介したスクンビット・ソイ39のマークというアルティメットクラスのコンドミニアムがよく見えます。
ノーブル・リファインのグレード
マークが上の上だとすると、ノーブル・リファインは中の上くらいだと思ってください。
ノーブル・リファインに住んでいる日本人は、基本的に駐在員の平に近い身分の方が多い印象です。大企業でそれなりの役職にある方はおそらくトンローやスクンビット奇数ソイ側のもっと高級なコンドに住んでいると思われます。
ノーブル・リファインのすぐ隣は更地になっていて、ここには東京建物とレイモンランドの合弁プロジェクトであるEstelleというアルティメットクラスのコンドミニアムが建てられる予定です。
実はそのEstelleについても以前僕のブログでショールームを見学したときの様子を紹介しました。
逆に言うと、工事が始まるとノーブル・リファインはしばらく騒音が続き、テナントが逃げ出すか、大家さんが家賃の値下げを強いられる可能性がありそうですね。
バンコクでは年中各所で新しいコンドミニアムが雨後の筍のように完成していますので、自分の住んでいるコンドミニアムの眺望が突然悪くなったり、騒音に悩まされたりすることがあるということは念頭に置いておいてください。
後述しますが、バンコクの不動産市場は完全に供給過剰で借り手市場ですので、敢えてうるさいコンドに無理して住む必要はないわけです。
バスルーム
僕が住んでいた50平米タイプの部屋にはバスタブが付いています。ノーブル・リファインにはこの部屋よりも小さな30平米程度のユニットもあり、そちらのタイプはシャワーブースのみの可能性があります。
バスタブにはスライド式ドアが付いていて、バスルームを濡らさないように工夫されていますね。他の部屋も見せてもらいましたが、このスライド式ドアが付いていない部屋もあった気がするので、これは大家さんの工夫かもしれません。
ちなみに写真には映っていませんが、バスタブの向かいにあるトイレはウォシュレットです。このウォシュレットも付いているかどうかは部屋によりますので、日本人の入居者はウォシュレット付きの部屋を選ぶと良いと思います。ほんと、バンコクのコンドは空室だらけなので、借りる側はどんどん要求をぶつけていきましょう。
プール&ジム
次に館内の共有設備です。大きくはありませんが、7階にプールとジムがあります。
狭いプールではありますが、どの時間帯に来ても利用している人はほとんどいないため、完全プライベート状態で嬉しいです。メンテナンスもしっかりされていて清潔でした。
ジムも基本的にかなり空いていて、いつも誰もいないか、一人運動に来ている程度でした。私の妻はダイエットのために毎日ジムを利用していました。
家賃はいくらか
さて、スクンビット・ソイ26のNoble Refineの賃料はどのくらいするのでしょうか?
結論を先に言うと、角部屋で50平米(1ベッド)の僕の部屋は、家賃3万バーツでした。
冒頭に触れたDD Propertyのアプリで初めて見つけた時、この部屋の家賃は45000バーツと書かれていましたし、他の大家さんの同タイプの部屋も大体が平均すると40000~45000バーツでした。
でも、実際に内見してエージェントに値段を聞くと、40000バーツなら大家さんが既にディスカウントを認めているとのことでした。
この交渉のやり取りは冒頭の関連記事にも書いた通りですが、結局は30000バーツまで値下がりしたわけです。
バンコクのコンドは供給過剰なので賃料は交渉を!
要は、それだけ借り手市場の傾向が強いということなのだと思います。
これからバンコクでコンドミニアムを借りようとしている方は、DD Propertyやその他の不動産検索サイトに書かれている家賃は参考程度に覚えておき、部屋を見学するタイミングでぜひ値下げ交渉をしてみてください。
たしかに強気な大家は一切値下げを認めませんが、部屋はいくらでもあるわけで、断られたら「はい、次!」と他を当たればいいのです。
街中を走っている車を見てみてください。3台に1台くらいはタクシーですよね?それと同じくらいバンコクには使われていない部屋が多数あり、主導権は借りる側にあると考えていいと思います。
無理して日系不動産会社を使う必要はない
ちなみに日系の不動産業者は僕はあまりお勧めしません。
日系を通すと値段も高いし、結局はタイ人の大家とやり取りするのはタイ人のスタッフだからです。日本人スタッフが内見に同席しても、入居後のケアを日本人がしてくれるわけではないですし、広告には「徹底サポート!」と書いてあっても、実際は大したことはしてくれません。
DD Property(英語)で検索し、Lineなどで掲載主のタイ人エージェントに英語でコンタクトを取れば意外にすんなりと見つかりますので、ぜひ日系業者以外で試してみてください。
Noble Refineまとめ
以上が僕が住んでいたスクンビット・ソイ26のノーブル・リファインでした。
スクンビットの偶数ソイなので、トンローやスクンビット奇数ソイと比較するとマイナーですが、その分、家賃は比較的安く抑えられています。
何と言ってもエンポリアムやエムクオーティエ、ベンチャシリ公園まで歩いてすぐというのがありがたいです。
また、ソイ26は一番奥にKビレッジがあり、モーターサイに乗れば簡単にアクセス出来ます。僕はよく大戸屋のデリバリーを頼んでいましたが、その大戸屋はKビレッジから来ていました。
プールなどの設備の利用者が少なくて独り占め状態なのは、おそらく、居住者の多くが日本人駐在員だからだと考えられます。みなさん朝早くに起きて、夜遅くに帰ってくるので、ニートの僕のようにプールなんて使っている時間的余裕がないのだと思います。
駐在員の方は概して静かに出て行って静かに帰ってくるのでうるさくないというのが非常に幸いでした。
それでは皆さん、良い部屋を見つけて、セミリタイア生活を満喫しましょう!