
先日、ANA VISAプラチナ プレミアムカードの海外旅行傷害保険が非常に充実していてありがたいという記事を書きました。
一言で言うと、疾病治療に最大500万円まで出るというのが、ANA VISAプラチナ プレミアムカードの最大のメリットです。
今回、その保険を利用して、スクンビット・ソイ49にあるサミティベート病院で診察を受けてきましたので、そのことについて書いてみようと思います。
まず、サミティベート病院で受診するのは、今回が初めてではありません。以前の記事で詳細に触れましたが、僕は過去にサミティベート病院の口腔外科で親不知を抜いてもらったことがあります。
ご存じの通り、歯科は海外旅行傷害保険の対象外ですので、その時はカードの保険は使わず自腹で治療を受けています。
でも今回は歯科ではなく内科だったので、遠慮なくクレジットカードの海外旅行傷害保険をキャッシュレスで利用させてもらいました。
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海外旅行傷害保険を利用した際の僕の症状
では、僕が一体どんな理由で病院に行ったかというと、ここ1週間ほど、目がしょぼしょぼしたり、頭痛があったりしたからです。
理由は断定できませんが、最近バンコクでよくニュースになっている大気汚染が原因ではないかと僕は考えました。
サミティベート病院のHPを見てみると、以下のように「呼吸がしにくい」、「目がチクチク痛い」、「疲れやすい」、「長引くひどい咳」などの症状が例に挙げられています。
というわけで、僕の症状はタイに来てから発症したものだし、上記のように保険対象外の歯科でもないので、今回こそはクレジットカードの海外旅行傷害保険の疾病治療の対象になると考え、病院の予約をするべく、カード会社に電話をしてみました。
三井住友海上の緊急アシスタントサービス
僕が電話したのは、ANA VISAプラチナ プレミアムカードを受け取った際に付いてきたしおりに書かれている、三井住友海上の緊急アシスタントサービスです。
- 年中無休
- 24時間
- 日本語受付
- 無料
自分で病院を受診し、帰国後に医療費をカード会社に請求することも出来ますが、それだと自分が代金を立て替えないといけなくなるので、僕はキャッシュレスサービスを利用するために、はじめから三井住友海上に電話をした次第です。
緊急アシスタントサービスに早速電話をかけると、すぐに応答がありました。
「どうなされましたか?」と尋ねられたので、「頭痛と目がしょぼしょぼするので病院を受診したい」と告げました。
すると、「日本を出国された後に発症した症状ですか?」とお決まりの質問があったので、「はい、そうです」と答えます。
以上のやりとりで、僕が海外旅行傷害保険の疾病治療の対象になるという保証を頂きました。
次に聞かれたのは、「どの病院をご希望ですか?」という質問です。
皆さんもご存じの通り、バンコクには数え切れないほどの高級私立病院があり、カード会社の保険はそのほとんどを網羅しています。地方の小都市だと病院を見つけるのすら一苦労ですが、バンコクに限ってはこちらから選びたい放題です。
サミティベート病院をリクエスト
というわけで、僕は自分の自宅の最寄りであるサミティベート病院をリクエストしました。
有名どころで言うと、バムルンラード病院、バンコク病院などもありますが、プロンポンやトンローのエリアに住んでいる日本人はサミティベート病院が最もアクセスが良く、病院側も日本人慣れしていて安心です。
(ちなみに設備ではバンコク病院が最も充実しており、自費やタイランドエリート会員の特典で人間ドックを受ける場合などはバンコク病院を選ぶと良いと思います。)
いつ頃病院に行けるか聞いたところ、サミティベート病院は特に予約なしでいつでも受け付けてくれるというので、「今日の午後2時ごろ行きます」と保険会社のオペレーターに伝えました。
こうすることで、保険会社がサミティベート病院側に、僕がキャッシュレスで受診できるようにギャランティーレターを事前に送ってくれます。
サミティベート病院へ
さて、これから病院に行きます。
僕はこの時プロンポン駅に隣接するエムクオーティエにいたので、すぐ隣のスクンビット・ソイ39からモーターサイに乗ってサミティベート病院に向かいました。
スクンビット・ソイ39からサミティベート病院へはモーターサイで30バーツでした。
ちょっと早く着いたので、スタバでコーヒーを飲んでから病院の受付に行きました。
サミティベート病院日本語窓口
スターバックスの奥にあるエスカレーターを上がると、受付があります。
- 診療受付 時間:24時間対応(日本人専用窓口あり)
- 休診日:年中無休
僕もサミティベート病院は何度も来ているので大体分かりますが、日本人は日本語専用の窓口を利用できます。
日本語窓口に着くと、日本語で「どうされましたか?」と聞かれたので、先ほど保険会社を通じてキャッシュレスで診察を受けることになっている旨を伝えると、すぐにパスポートと照合して名前を探してくれました。
幸い、保険会社からはちゃんとギャランティーレターが届いていたようです。
受付の方が用意してくれた書類に署名をし、症状を日本語で記入しました。
そしてパスポートの日本出国スタンプのページをコピーしてもらい、手続きは完了。
サミティベート病院の診療科
サミティベート病院にある主な診療科は以下の通りです。
- 内科
- 呼吸器内科
- 胃腸器および肝臓科
- 循環器科・心臓センター
- 心療内科
- アレルギーセンター
- 新生児科
- 外科
- 整形外科
- 美容整形外科
- 産婦人科
- 不妊治療センター
- 皮膚科
- 美容皮膚科
- 眼科
- 放射線科
- 歯科・口腔外科
サミティベート病院の内科を受診
僕の症状は、目のしょぼしょぼと頭痛だったので、受付の方には「眼科を受診しますか?」と聞かれましたが、僕は「とりあえず内科をお願いします」とリクエスト。
そして日本人カウンターで渡された書類をもって、内科の4番窓口に行くように指示を受けました。
内科のカウンターで書類を渡すと、近くのソファーで診察を待ってくださいとのこと。2,3分すると、看護師さんが僕を呼びに来てくれて血圧、身長、体重、体温を測りました。
そして先ほどのソファーに再び戻り、何分か待った後、診察室へ入りました。
診察室の前には日本語の通訳さんが控えており、内科の先生とのやり取りは通訳さんを通して行いました。
実を言うと初め、看護師さんから「Do you speak English?」と聞かれたのですが、通訳を使っても使わなくてもいずれにせよキャッシュレスなので、あえて「No」と答えたのでした。
先生に目のしょぼしょぼと頭痛の症状を伝えると、まずはペンライトを持って来て目を見てもらいました。結果、目は特に異常なしとのこと。
次に頭痛ですが、先生からは「パソコンはよく使いますか?一日何時間くらい?」という質問があったので、かなり頻繁に使っていると答えたところ、診察台に座らせられ、棒を使って肩を叩いたり、姿勢をチェック。
先生の結論としては、「おそらく頭痛も目のしょぼしょぼも肩こりが原因だろう」ということで、今から首のレントゲンを撮ることを勧められました。
ということで、一度診察室を離れ、レントゲン室でレントゲンを撮り、再び内科に戻って来ました。
レントゲンの画像を見て、先生が出した結論は、「あなたはストレートネックです。パソコンやスマホをやりすぎで疲れているから、頭が痛くなったり、目がしょぼしょぼしたりするのです。」ということでした。
薬の処方を受ける
上記のような診察結果から、処方される薬が決まりました。
- 消炎剤(1日3回)
- 筋弛緩剤(1日1回)
- 眠剤(1日1回)30日分
- 安定剤(1日1回)30日分
- 痛み止めスプレー
病院も商売なので、事前に別の方から聞いていた通り、薬はたっぷり出されます。
会計はキャッシュレス
以上で診察は終了です。通訳の方に言われ、会計カウンターの前で名前が呼ばれるのを待ちます。
そして2,3分もしないうちにアナウンスで名前を呼ばれ、会計を済ませます。もちろん今回はクレジットカードの海外旅行傷害保険を利用したので、キャッシュレスです。
眠剤が1か月分たっぷり出ていることと、レントゲンを撮ったことが高くなっている理由の気がします。もちろんお金は保険会社から病院に直接支払われるので、僕はサインをするだけでOKです。
受診から数日して、おかげさまで症状はだいぶ良くなりましたが、タイの高級私立病院にかかると大きな出費になるということはよく分かりました。以前、口腔外科で親不知を抜いた時も12,000バーツはかかったので、やはりそのくらいするものなのでしょうね。
皆さん、海外では健康に気を付けて過ごしましょう。