
久しぶりにバンコク市内のコンドミニアムのショールームを見学してきました。
直近で見学したコンドミニアムは、スクンビット・ソイ101のプナウィティ駅に隣接するWhizdom Inspire Sukhumvitでした。
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スクンビット・ソイ26のThe ESTELLE
今回は、正真正銘プロンポンが最寄。日本人居住エリアにある超高級コンドミニアム、The ESTELLE プロンポンを紹介します。
場所はスクンビット・ソイ26に入ってすぐ。BTSプロンポン駅からソイ26に向かう途中、日本食の新潟食堂、タイ料理のイムちゃんという食堂を必ず通過することになります。
所在地: Rajanakarn Bld., 19th Fl., 3 South Sathorn Rd Yannawa, Sathon, Bangkok 10120
この距離ですので、BTSプロンポン駅はもちろん、エンポリアムやエムクオーティエが徒歩圏内になります。
そのスクンビット26の入り口付近に、The ESTELLEという新しいコンドミニアムの建設が始まっています。エステルからBTSプロンポン駅の距離はおよそ約200メートルです。
2019年9月現在時点ではまだ工事が始まったばかりですが、9月から当地にショールームがオープンしています。
The ESTELLE(エステル)物件概要
まず、このエステルは、タイの大手ディベロッパーのレイモンランドと日本の東京建物の合弁事業です。東京建物までついにタイに進出してきたのですね。
スクンビット大通りからソイ26に入り、すぐ左にあります。
それでは、エステル・プロンポンの物件概要について見ていきたいと思います。
- ディベロッパー:レイモンランド&東京建物
- 所有形態:フリーホールド
- 階数:37階
- 総戸数:157ユニット
- 部屋タイプ:1ベッド~4ベッド
- プライベート・エレベーター:74ユニット
- 天井高:3.15m(Duplexは6m)
- 8階の施設:日本式庭園、プール、サウナ、男女別温泉、ダイニングエリア
- 27階の施設:パノラマジム、ヨガスタジオ
- 駐車場:196台分(部屋数のおよそ125%、スーパーカー・スペースは2階にあり)
- 管理費:平米当たり140バーツ(1年分を先払い)
- 着工:2019年第二四半期
- 竣工:2022年第一四半期
概要に対するコメント
それでは、上記のプロジェクト概要について、僕が感じたことを書いてみます。
日系デベとの合弁
まず、ディベロッパーはタイでも有名な数々の購入物件をを手掛けたレイモンランド。そして日本の東京建物が合弁で加わっているため大変心強く感じます。
部屋によってはプライベート・リフト
37フロアの高層物件にもかかわらず、総戸数が157ユニットもあるということで、広いプライベートな空間が確保されていることが分かります。特に2ベッドルーム以上のユニットに関してはプライベート・エレベーター完備です。プライベート・エレベーターは3基、一般のエレベーターは2基、その他、非常用兼サービス用リフトがあります。
ちなみに、以前紹介したことのある同じくプロンポンにあるMarqueとVittorio(どちらも2億円はします)に関しては、全室がプライベート・エレベーターです。
温泉付き
最近バンコクの高級物件で増えてきた温泉が、このエステルでも用意されています。施設内だけでもかなり充実した生活が送れそうですね。
温泉と言えば、与沢翼が購入したトンロー駅が最寄のスクンビット・ソイ36のESSEも温泉付きでした。
天井高が3.15m!
これはすごいです。プロンポンやトンローの超高級物件でも、3mというのは見たことがありますが、3.15mは非常にまれです。部屋も広いし、開放感は半端ないですね。
管理費の高さ
やはりこれだけの高級物件なので、1平米あたりの管理費は140バーツとなっています。チャオプラヤ川沿いにあるバンヤンツリー・レジデンスですら上回る高さです。
固定資産税はないタイですが、部屋が広ければ管理費もそれだけ高額になってきますね。
参考までに、グレードは違いますが、プナウィティの101 The Third Place(ワンオーワン・ザ・サードプレイス)内にあるWhizdom Inspire Sukhumvitの管理費は、月50バーツです。
ペット可
レイモンランドからもらったパンフレットには記載されていませんでしたが、犬や猫などのペットを飼うことは公式に可能な物件とのことです。
バンコクの他のほとんどのコンドミニアムではペット不可が普通なので、それだけで希少価値がありますね。
エステル・プロンポンのショールーム
さて、先ほども書いた通り、今回見学させてもらったのは、実物ではなくショールームです。コンドの完成は2022年第1四半期とのことで、2019年9月の訪問時点ではほぼ更地状態でした。
ありがたいことに、ショールームを訪れたらお茶を出してくれました。
しかもそれだけでなくアフタヌーンティーのセットまで頂いてしまいました。
ちょうど食後だったのでお腹いっぱいでほとんど食べられませんでしたが、さすが高級コンドミニアムのショールームですね。
1ベッドルーム
それでは、これからモデルルームを見学させてもらいます。まずは57平米の1ベッドルームです。THE ESTELLE PROMPHONGで最も小さいサイズの部屋はこの55~57平米になります。
リビングルーム
1ベッドルームで55平米というのは、昨今のコンドミニアムでは広い部類に入ります。さすがアルティメットクラスの物件ですね。
リビングルームとベッドルームは、アナンダ社のアシュトンアソークと同じでスライド式の扉になっていました。
ベッドルーム
次にリビングからスライド式ドアで繋がっている寝室を見てみます。
バルコニーは実物も同じサイズになるとのことなので、ベランダにもテーブルを置いてくつろぐことも出来そうですね。
バスルーム
こちらはバスルーム側から見たリビングルームです。
2ベッドルーム
2ベッドルームは132.5平米のショールームを見せてもらいました。冒頭でも触れましたが、1ベッドルームと違って2ベッドルームはプライベート・エレベーターです。
リビングルーム
まずはリビングルームから。
100平米を軽く超えるだけあって、リビングとキッチンが非常に広々としていますし、天井高も3.15メートルなので、窮屈感は全く感じません。
ベッドルーム
次に一番奥にあるベッドルームを見ていきます。マスターベッドルームとセカンドベッドルームの2室です。
マスターベッドルーム
まずはマスターベッドルームです。
セカンドベッドルーム
最後に、小ぶりのセカンドベッドルームを見学してショールーム見物は終わりです。
ほぼベッドだけで寝室が埋まってしまうので、小さな子供の部屋か、ペットのネコさんの部屋として使おうかと思います。
他の高級コンドミニアムでも、ウォシュレットはマスターベッドルームのみというケースが経験上多いです。
以上がThe ESTELLEのショールームでした。
The ESTELLE(エステル)プロンポンの価格
それでは、最後に価格を確認してみます。
僕が見積もりをもらったのは、ショールームとほぼ同様の部屋である、55㎡の1ベッドルームと132.5㎡の2ベッドルームです。
1ベッドルームは通常のエレベーター、2ベッドルームはプライベート・エレベーターです。
1ベッドルームの価格
まずは1ベッドルームから。面積が55㎡なので、僕が今現在妻と住んでいる50平米程度のコンドミニアムを若干広くした程度です。
- 方角:北側(BTS線路側)
- フロア:14階
- 面積:55㎡
- 物件価格:1918万バーツ
- 平米単価:348,809バーツ
1バーツ=3.4円とした場合、6521万円となります。
これが第一印象ですが、やはり平米単価を考えると、トンローのパクソイ付近にあるStrandや、スクンビット・ソイ39のVittorio、Marqueなどのアルティメットクラスのコンドミニアムと同価格帯であることが分かります。
エステルは上記のコンドミニアムよりも後に建てられる物件のため、地価の上昇などで物件価格が高くなるのは分かります。
ということで、正直に言って、買えるとしても、かなり悔しい値段で買わないといけなくなります。
一応、良い面も書いておくと、55㎡なので昨今の30平米程度の極狭ユニットではないので、子供のいない夫婦なら特に不自由せず住むことが出来ると思います。
覚えている方もいると思いますが、1900万バーツと言えば、以前紹介したプナウィティのThe Gentryという1戸建てとほぼ同価格です。The Gentryは302㎡で1890万バーツでした。
プロンポン駅徒歩圏内の55平米のコンドミニアムか、プナウィティ(BTSプナウィティ駅から1.5キロ)の302㎡の一戸建てという比較も面白いですね。僕のタイ人妻ならばおそらく後者を選ぶでしょう。
2ベッドルームの価格
そして最後になりますが、2ベッドルームのお値段です。子供も含めた家族で住むとしたら1ベッドでは全くスペースが足りないので、132.5㎡あるこちらの2ベッドルームが候補になります。
- 方角:南東(クロントイ・トンロー側)
- フロア:16階
- 面積:132.5㎡
- 物件価格:4342万バーツ
- 平米単価:327,726バーツ
平米単価こそ上述の55平米の1ベッドよりは安価ですが、トータルの値段では4342万バーツ!
1バーツ=3.4円とした場合、1億4762万円となります。
などといつか金持ちになったら言ってやりたいですが、無理です・・・。
これまた値段での比較となりますが、過去に紹介したパホンヨーティン通りのAltitude Masteryという3階建ての一戸建て(8軒のみのムーバーン)は、3,258万バーツで391平米はありました。メジャー・ラチャヨーローティンは近くにありますし、そのメジャー・ラチャヨーローティン前にはBTSの新しい駅がオープンしたばかりです。
The ESTELLE プロンポンまとめ
以上がスクンビット・ソイ26のパクソイ付近に建設が始まったエステル・プロンポンでした。
値段が非常に高額なので、今回はあえてバンコク市内にある同価格帯の一戸建てと比較しながら記事を書いてみました。
今回のエステルの価格を通して、プロンポン・トンローエリアのコンドミニアムの最新の相場がお判りいただけたのではないかと思います。