
これまで僕のブログやTwitterに何度も登場したプロンポンのカオマンガイ屋台隣の猫屋敷に住んでいる愛嬌抜群の茶トラのネコ、ウアン君。
僕は当初、エンポリ猫と呼んでいました。
プロンポンのウアン君
つぶらな瞳で僕を見つめ、日本で買ってきたシーバのドライフードをおねだりします。
そのウアン君が、この二日間、店はしっかり営業しているのに、いつもいる店先の自転車の前に姿を現しませんでした。
通常だと、ウアン君が店の前にいないのは、店が閉まっている時だけです。店は通常営業しているし、ウアン君が2日間も姿を見せないのはここ数年見ていて初めてのことです。
なので一体どうしたのかと思いながら、この2日間、もやもやした気持ちのまま過ごしていました。
そしてもうこれ以上謎のままにしておきたくないという気持ちが強くなり、思い切って、タイ人パートナーにタイ語で直接店の人に尋ねてみることにしました。
以前、僕が直接お店のオーナー(高齢の女性)にタイ語で話したことがあるのですが、どうやら耳が問らしく、僕の言っていることが全く通じず、店主さんが一人で話すだけでした。
なので今回は店先にいた若い従業員に、タイ人彼女に直接聞いてもらうことにしたのです。
ウアン君に引き取り手が現れた
すると、若い店員さんは笑顔になり、こう答えました。

ウアン君、飼い主が出来たそうです。
あまりに突然のことなので、しばらく僕も店先に立ち尽くしていました。
飼い主は日本人
ちなみに店員さんは僕が毎日店に来ていることも知っていました。

ウアン君を保護したという日本人が男性なのか、女性なのかは聞きませんでしたが、店の人はよく知っている人だそうです。
実はこの日、僕はシーバの小袋を持ってウアン君に給食を上げようと思ってきたのですが、どうやらもうその機会はないようです。
プロンポン在住の同胞にも人気のウアン君
僕ひとりでは気持ちの整理がつけられず、さっそく、この話をTwitterでウアン君ファンの同胞たちに流してみました。
すると僕と同じく、皆さんも動揺したようです。
ウアン君に給食を上げるのを楽しみに来ていらっしゃる駐在員奥様もいれば、今年ウアン君を一目見たくて日本からタイへの航空券を取った方もいるくらい、ウアン君は日本人コミュニティーには人気者ですからね。
でも、一呼吸置いた後の皆さんの反応は、僕と同じものでした。

今まではかなり雑な飼われ方をしていたので、日本人の方が面倒を見てくれるなら、きっと安心です。
しかも、わざわざ自分から申し入れて引き取ったのだから、とても可愛がっているに違いありません。
ということで、そう僕もポジティブに考えることにしました。
豆知識ですが、Twitterのフォロワーさんが店の人に確認した情報によると、ウアン君は現在7歳とのことです。
別のタイ永住者の同胞で、ウアン君をずっと見てきたという方も、6,7年前からウアン君は店の前にいたと話していらっしゃったので、整合性が取れています。
僕が初めてウアン君の存在を知ったのは、2016年の元旦ごろでした。つまりは3年ちょっと前ですね。
その時はウアン君、バイタクの運転手のユニフォームを着せてもらっていて、すごく可愛かったのを覚えています。
僕が現在のプロンポンのコンドミニアムに引っ越してきたのは2018年の元旦です。
それからは毎日のようにウアン君がいる猫屋敷を通り、エンポリアムに向かっていました。
そして夜、エンポリアムで買い物をして帰宅する前にウアン君にドライフードを食べさせるのが日課でした。
ウアン君、お幸せに!
そのウアン君がもういないというのはとても寂しいですが、別に交通事故や病気で何かあったわけではなく、飼い主さんが現れたという別れ方なのだから、喜ばないといけませんよね。
というわけで、僕もSNSのウアン君コミュニティーの方と同じように、ウアン君が幸せに長生きしてくれることを祈っています。